[展示] 第3回全感覚派美術展 -ともだち感覚-


第3回全感覚派美術展 -ともだち感覚-

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会期:2016年10月14日(金)-16日(日)、21日(金)-23日(日)
金 18時-20時  土・日  13時-19時
会場:space dike(東京・三ノ輪)
入場料:300円

※会期中、自由お絵描きスペースあり

イベント

お絵描き・ライブ・トーク
2016年10月16日(日)  14時-17時(予定)
参加料:800円(展示入場料込み)+1ドリンクオーダー(300円または400円)
お絵描き:14:00(適当に始めてます)
ライブ:14:45- 平間貴大+Taxxaka
トーク:15:30- 参加作家(一部)、司会:吉田和貴
※10/16、14時-17時、展示のみの入場はできませんのでご注意ください。
■関連出版 冊子 全感覚7 ともだち感覚

参加作家

あんまり/ク渦群/クマリネ/死霊のすがわら/すずま/Taxxaka/二艘木洋行/平間貴大


ともだち感覚としての美術

「ともだち感覚」という言葉には否定的な響きがある。
確かに、モノづくりは本来孤独で己と向き合う作業かもしれない。
とはいえ、いわゆる「自己表現」だって、必ずしも良かれともされない。
独りよがりと背中合わせだからだ。

ところで「ともだち」とは誰だろう。
私たちは何を、誰に向けて造っているのだろう。
ある対象を発見し、それを紐解くかのように作品化する。
やがて「作品」は誰かの目に触れ、想像の閾に至り、作り手も知らぬ何ものかに変わる。

誰かと仲が良くなる。その人と手をつなぐ。それは素晴らしい体験だ。
「ともだち感覚」はそうした瞬間を指すが、そこには既に別れの不安が孕まれる。
繋いだ手はいつか離さないといけないが、同時にそれは、未知らぬ誰かとの出会いへの期待を生じるのだ。

だから「ともだち感覚」は揺り籠のような守られた空間のぬくもりを意味しない。
そこには見失った自己との新たな出会いがあり、
裏切りと期待の不安が横溢するセカイを知る契機となる。
あるときそれは、展覧会と呼ばれる場を形成し、未知らぬ誰かを招じ入れる。

2016/5/8 Taxxaka a.k.a. Tatsuo Takahashi
*本ステートメントは「動きすぎてはいけない -ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学- 千葉雅也著 河出書房新社刊」にインスパイアされた


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